たくさんの人にお伝えしたい!を一人の読者に絞り込むポイント | Amazonでセルフ出版!元大手出版社編集長が教える「編集脳アカデミー」

たくさんの人にお伝えしたい!を一人の読者に絞り込むポイント

読者をひとりにしぼるポイント

「読者を一人にしぼれない・・・」多くの方の理由は、
やはり、「たくさんの人を対象にしたい!」ということだと思います。
私も出版社勤務時代によく営業のおじさまたちに言われました。
「ターゲットはできるだけ多く!!」。


私が入社したバブル期はまだマス志向の時代でしたから、それも正解!だったんですが、
あれから25年ですからね~。 時代は変わりました!

まず安心してほしいのは、読者を一人にしぼるという作業は
必ずしもターゲットをしぼることとイコールではない、
ということです。

というのは、
読者を一人にしぼることでより伝わりやすくなった内容は、
その後ろにいる多くの読者にも深く刺さるからなんです。

結果として、届けたい人たちにより速く、深く伝わることにもなる

雑誌の例でお話しましょう。

私は編集長時代に、『BonChic』というインテリア誌を創刊しているのですが、
この雑誌(正確にはMOOK)、年に2回発行で、クラシカルエレガントを専門にする
かなりニッチなインテリア誌です。

そのため、創刊時には読者像をかなり絞り込んで設定しました。

無事に創刊し、1号めの購買者を分析すると、
実際の読者は、20代の女性から60代の男性(!!)まで、
想定以上に幅広くいることがわかりました。

これが「結果として広がる」ということなんです。

この結果を見て(欲を出して)
「読者には20代の女性もいるし60代の男性もいる!」と
すべてを対象にしようとすると・・・

どうでしょう? どんな雑誌ができると思います?

軸の部分はブラさない。
その大切さがイメージできるのでは、と思います。

ポイントは、
20代女性も、60代男性も、もちろん想定した一人の読者も
全員に共通して心をわし掴みにした情報がある、ということ。

そこが外してはいけない大事なコアなのです。

たったひとりの読者像を決めるとき
このポイントが掴めていれば、
それ以外の属性、住んでいるところや、年齢、家族構成などは関係なく広がります。

『BonChic』の場合は、クラシカルエレガントが、そのコアだったのですね。

属性に関係なく
「●●が好き!」と言ってもらえる、その●●は何だろう?

そう考えてみると答えが出てくると思います。

たったひとりの読者は、あなたが発信する情報の「●●が好き!」な人なんです。

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ブログの書き方の参考になれば、うれしいです。
今日も楽しくブログを書いて、あなたのファンを増やしていきましょう。

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