なぜ?という質問で、表現をぐんと豊かにする方法 | Amazonでセルフ出版!元大手出版社編集長が教える「編集脳アカデミー」

なぜ?という質問で、表現をぐんと豊かにする方法

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今週は「文章を書く」ことについて、あらためて掘り下げています。
前回は、想いを言語化する方法として、質問を使う、という話をお伝えしたのですが、記事の内容が浅い・・・あっさり一言で終わってしまう・・・という人にも、「なぜ?」の問いかけはかなり有効に使えます。


たとえば、作品を作る人にありがちなのが、おしゃれですね、可愛いですね、の一言で、作品紹介は終了〜〜というケース。
おしゃれなのも確か、可愛いのも間違いないんですが、それだけでは何も伝えていないのと同じ。
私たち雑誌編集の経験者は、「おしゃれ禁止」と言われるくらいに、おしゃれという言葉を使わないように原稿の指導をされます。
(たまには書くけどね。笑)

 

人が求めているのは、解説の言葉の先にある「理由」


「おしゃれですね」と書いて終わることは許されないんです。
なぜなら、雑誌を買う人は、おしゃれのポイントがわからないから、解説を求めて雑誌を読むからです。
読者が知りたいのは、「おしゃれである」という解説ではなく、「おしゃれに見える理由」なんです。
だから、書き手が伝えるべきことは、なぜ、おしゃれに見えるの?という問いに対する答えです。


答えを見つけるためには、おしゃれを構成する要素に分解して、一つずつ、問いかけてみるといいですよ。
色?形?素材感?全体のテイスト?バランス?
一つ、ひとつ考えると、自分が何を感じとっているか、明確になると思います。

 

「言葉」を分解して、自分の感覚を味わってみる。


これは、料理でも同じですね。
「美味しい」を分解してみる。
味だけでも、甘み?塩加減?酸味?苦味?スパイシーさ?
さらに、他の要素としては、匂い?歯ごたえ?新鮮さ?食材の組み合わせ?味のバランス?
盛りつけや、食器も関係しているかもしれません。
いかがでしょう?ここまで細かく考えているでしょうか?

あなたがもし、自分は表現力がないな〜〜と感じているのなら、一つには、表現がざっくりしすぎているのです。
もうちょっと、細かく掘り下げてみる。
なぜ?の問いかけはこんな風に掘り下げることにも使えますよ。


そういえば、「魔法の質問」のマツダミヒロさんに教わった別の使える質問がもう一つ、ありました!
次回は、その紹介をしますね!


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