そもそも<編集脳>ってなんでしょう?
もちろん、編集者は特殊な脳を生まれつき持っているわけではなく(笑)、
社会人になって編集者として仕事をするうちに、
だんだん<編集脳>になっていくわけです。
だから、誰でも<編集脳>を手に入れることができます。
ここでは、<編集脳>が持っている
「新しい企画を創り出す能力」について、
手に入れる方法をお話しますね。
この能力は、毎月、毎月、編集会議に企画を出す、
という経験で培われていきます。
月刊雑誌だと毎月1回、雑誌1冊分の特集を揃えて
企画会議に臨まなければなりません。
これが新人にはとてもつらい・・・。
ベテランになってくると、
前日の22時くらいから企画書を書き出したりしますが、
新人の頃は1週間くらい前から緊張してウロウロ・・・(笑)。
でも、大丈夫なんです!!
なぜなら、企画を考え出す方法というのを、
そのうち身につけていくから。
まず雑誌のバックナンバーを読み漁り、
定番のはずせない企画は何かを理解するようになります。
ファッション誌なら水着の季節の前のダイエット、
主婦雑誌なら年末の大掃除(あるいは帰省のときの嫁姑問題とか。笑)、
同じテーマの繰り返しでも、必ず読まれる企画がある。
あるいは、
ライバル雑誌を隅々まで読みます。
ライバル雑誌がとばしたヒットがあれば
チェックしないわけにはいきません。
あるいは、
全然ジャンル違いの雑誌でヒットしている企画をチェックすることもあります。
健康雑誌からダイエット記事の特集を探す、
なんてことができるようになります。
もちろん、<読者の声>からも企画を考えます。
こうしてヒントを集めておけば、
あとは自分の雑誌に合うようにアレンジを加えていくだけ。
大事なのは、
①締め切りをもうけて企画を考え出す
(=企画会議を定期的にする)
②参考になるものを研究する
(=バックナンバーやほかの雑誌を見る、読者の声を聞く)
この2つで、
「新しい企画を創り出す能力」は
身につけることができます。
なんてことはない、
地道な作業の積み重ねなんですね~。
キーポイントは、
①締め切り ②研究 です。
<編集脳>に興味のある方は、
ぜひチャレンジしてみてくださいね♪
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