
本日は、書籍企画の売り込みを受けるとき、編集長のわたしがチェックしていたことその2、をお届けします。
それは、ずばり!
「著者プロフィール」です。
編集者は、著者の「経験知」を見る
書籍企画書には、通常、
・企画タイトル
・企画概要
・構成(目次)
が最低限必要なのですが、それに加えて必須なのが、著者プロフィールです。
ま、当たり前ですね。
何が書かれているか?
は、もちろん大事ですが、誰が書いているか?は、それと同じくらい(それ以上に?)大事だからです。
著者プロフィールには、ふつう経歴が書かれていますが、学歴や職歴はそんなに重要ポイントではありません。
わたしの場合は、その企画のテーマをなぜ、この著者が伝えたいと思っているのか?プロフィールの中にも関連性を見ているのです。
たとえば、長年、学校の教師をしていた人が「マナーの本を書きたい!」と企画書を書いたとします。
マナー? 家庭科の先生?
いまどき家庭科の先生でもマナー専門という方は珍しいはず・・・
そこで、マナーについての経験がどれくらいあるのか?をプロフィールから読み解こうとするわけです。
これが、スポーツをする中学生向けの食育のテーマだったら、どうでしょうか?
教えている教科は英語でも、ずーっと部活動で運動部を指導してきている。
しかも、成績も優秀。
地区大会で何度も優勝している。
そういった情報がプロフィールに書かれていたら、さらに企画の詳細を聞きたくなりませんか?
何を書こうとしているのですか?
なぜ、書こうと思ったのですか?
そして、この
何を What
なぜ Why
誰が Who
書こうとしているのか?がきちんと伝わると、人は魅力を感じるのですね~。
アメリカのシリコンバレーでスタートアップ企業を視察した方に聞くと、
What
Why
Who
を明らかにすることが徹底されている、と言います。
誰が、なぜ?がポイントです
なかでも、大事だとされているのが、Why そして、Who です。
ビジネスを始めたばかりのときは、何ができるのか?何を売っているのか?コンテンツをつくるときも、何がテーマなのか?何が書かれているのか?が、大事だと思ってそこに力を注ぎがちなのですが、案外、そこで差別化することはもう難しくなっていて、むしろ、なぜ、あなたが?のところに人は価値を見出すのです。
そう考えると、プロフィールってほんとに侮れないんですよ。
今日のコンサルでもウェブサイト制作のための3カ月コンサルだったんですが、クライアントさんが「About」ページの重要性に気づかれて、そこを強化していくことになりました。
アクセス解析をしてもらったらメニューの次によく見られているページだったんですね。
そう、これが事実。
お客様候補は、「何を」のページをチェックしたら、その裏づけを求めて、「誰が」のページを見に来るんです。
次は、今日のコンサルでも話題になった「差別化ポイントの作り方」について、お伝えしたいと思います。
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今日も楽しくブログを書いて、あなたのファンを増やしていきましょう。
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