ご縁の繋がっている方にメッセージを送ることができれば、そこからビジネスになる可能性がある、という例をお話しましたが、この考え方は、DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)という手法になっています。
ご興味のある方は、ぜひ検索して調べてくださいね。
私がお伝えしている「ご縁リスト」の仕組みも、考え方と手法は、このDRMを元にしています。そして、「ご縁リスト」には、大事な条件が2つあるんですね。
- メッセージを送ることを承認していただいている
- オンラインでコンタクトができる仕組みがある
たとえば、ビジネス交流会で名刺交換をした方に、自分の新しい商品・サービスの案内をメールで送りたい。そこで、メールアドレスをリストにして、一斉送信した。
これは、「ご縁リスト」のやり方ではないんです。
なぜなら、「商品・サービスのご案内を送る」ことを承認していただいたわけではないからです。
意外にやりがちというか、実際に行っている方をちらほら見かけますが、厳密に言うと違法行為ですし、「ご縁を深める」という目的から言うと、逆効果になりかねません。
2つめの「オンラインでコンタクトができる仕組みがある」というのは、わかりやすく言うと、メールアドレスを教えてもらうこと。もしくは、LINEでつながっている、FacebookなどのSNSで直接、メッセージが送れる、というのも含まれます。
こう書くと、このご時世では当たり前のようにも感じますが、“オンラインでコンタクトができないけれども大事なご縁”というのも、対面のビジネスでは結構、存在しています。
わかりやすいのが、飲食店の常連さん。
お顔もお名前も覚えているけれども、メールアドレスはおろか、電話番号すら知らない。
そんな顧客様とのご縁は、実は、「お客様に来ていただく」というところでのみ、繋がっているんですね。
こういったお店は、コロナ禍では大変苦しい状況だったのではないかと思います。
もし、その顧客様にメールを送ることができれば、「休業期間のお知らせ」や「コロナ対策について」、あるいは「デリバリーを始めました」や「コロナ対応の新しいサービスメニュー」などもお知らせできます。
実際、私がLINEに登録していたある飲食店では、緊急事態宣言が解除になったあと、さまざまな新サービスのお知らせを送ってきてくれて、「あぁ、がんばっているんだな。応援したいな」という気持ちになりました。
(そして意外にも、LINE登録しているのに何もコンタクトがないお店もあります!)
対面サービスではあっても、「オンラインでコンタクトができる」。
これからの時代には、とても大事な条件であることがおわかりになると思います。
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